大分市議会議員

甲斐たかゆき

2017年度12月議会の一般質問(2)新環境センターの整備について

2018.03.10

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2017年度 12月議会 一般質問原稿 12月 7日(木) 5番目

 

2.新環境センターの整備について

①新環境センター整備に向けての検討経過や今後のスケジュールについて

 

大分市では、現在、佐野清掃工場と福宗清掃工場の2工場で、一般廃棄物である、ごみの焼却処分を行っています。福宗清掃工場は、平成9年4月から操業を開始しています。そのため、平成28年度に20年の耐用年度を迎えることから、「大分市公共施設等総合管理計画」を先取りする形で、平成24年度から平成26年度にかけて、10年間の長寿命化工事を実施し、平成38年度まで稼働できるようにしているとうかがっています。一方、佐野清掃工場は、平成15年4月に操業を開始しています。ですから、平成34年度に20年の耐用年数を迎えることとなっています。この佐野清掃工場については、平成15年の操業開始に至るまでに、様々な課題を関係者のみなさまのご尽力ご努力、そしてご決断により、一つひとつ整理しながら建設されたとうかがっています。旧施設から、同じ敷地内に焼却施設を建て替えるといった方法でしたので、地元のみなさまのご苦労とご心配は、計り知れないものがあったと思われます。そのような中で、本市と地元の佐野、丹生地区及び丹生校区振興会と、それぞれ工場の操業を概ね20年程度とすることを含めた「公害防止に関する覚書」を交わしており、現在その覚書について地元と話し合いをされているとお聞きしております。

このような清掃工場の現状がある中、先ほども述べました「大分市公共施設等総合管理計画」の中で、清掃工場については、将来人口の推計や平成26年11月に導入した「家庭ごみ有料化制度」などのごみ減量施策を踏まえたごみ排出量の推計に基づいて、必要なごみ処理能力を把握しながら、清掃工場の更新時には、1工場体制に向けた検討を行うとしています。そして、平成29年3月に策定した「大分市一般廃棄物処理基本計画」では、将来のごみ処理施設は、清掃工場やリサイクルプラザに加えて、生ごみ再資源化施設を併設した新環境センターの建設を検討することとしています。

 

そこで質問します。新環境センター整備に向けての現段階までの検討経過や建設場所の選定、建設期間など今後の具体的スケジュールについて、お聞かせください。

 

②佐野清掃センターの跡地利用について

 

これまでも佐野清掃センター周辺の環境については、水質などを含め、本市が責任を持って毎年調査し、その結果を地元のみなさんに公表してきました。いずれ佐野清掃センターが閉鎖されても、すぐに安心が訪れるわけではありません。その後の跡地につきましても、本市が責任をもって管理し続けることが、地元のみなさんの将来的な安心にもつながります。佐野清掃センターの跡地利用についても本市が何らかの形で関わっていくことが大切なことではないのかと考えます。清掃センターの跡地利用については、新環境センターの整備に向けてのこれからの期間がとても重要な期間になると思っています。

 

そこで質問します。佐野清掃センターの跡地の利用について、現段階ではどのように考えられているのか、また、地元住民の意向などについては、どのように反映させていくつもりなのか、ご見解をお聞かせください。

 

執行部側の答弁も含めて、大分市議会による議事録はこちらでご覧いただけます