大分市議会議員

甲斐たかゆき

視察報告書「岐阜市の地域公共交通条例」について

2019.10.16

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【視察期間】 2019年10月15日(火)~10月16日(水)

【視察先】  岐阜県岐阜市

【調査項目】 「岐阜市みんなで創り守り育てる地域公共交通条例」について

【調査概要及び所感】

路面電車の廃止や市営バスの民間譲渡など、岐阜市の公共交通政策の転換点をむかえたときに、「市民交通会議」を立ち上げ、「バスを中心とした公共交通ネットワーク」の方針を打ち出していたことに感銘を受けました。その流れの中、「岐阜市総合交通戦略」や「岐阜市地域公共交通網形成計画」などが関連性を持ち進められ、「地域公共交通条例」が制定されており、その一貫した方針は、大分市でも参考にすべき事例だと感じました。特に、地域住民が主体となって創っていく「コミュニティバス」の事業は、ルート・ダイヤ・運賃も地域の運営協議会が決定していくこと、行政がそこに対して一定の基準を設けて、支援・補助を行い、交通事業者がバスを運行する仕組みは、これからの高齢者の地域内における日常生活の移動の確保という大きな課題に対する有効な施策として、大分市の現行施策との比較・検討を行い、参考にしていきたいと感じました。