大分市議会議員

甲斐たかゆき

視察報告書「廃棄物処理施設の跡地整備状況について

2019.01.16

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【視察期間】 平成31年1月15日(火)~1月16日(水)

【視察先】  岐阜県岐阜市

【調査項目】 廃棄物処理施設の使用終了後における跡地整備状況について

【調査概要及び所感】

岐阜市では現在、市内の北部地域に合計4カ所の最終処分場跡地を管理運営している。多目的グランドとして活用している佐野グランドやフィールドかけぼら、フィールド西山など3カ所は、整備の経過や運営管理の実態が異なるものですが、それぞれ利用状況や今後の課題を検証しながら、温水プールや仮設トイレなどを整備してきていることは参考になる事業でした。またグラウンドゴルフコースが最大4コースも取れる多目的グラウンドの整備は、時代のニーズに合った事業だと感じました。もう1カ所では、地形がグランドに活用しにくい土地で、そこでは、「ドリームソーラーぎふ太陽光発電所」として公募により事業者を決定し運営していました。災害時における非常用電源の確保や環境学習のためのプログラム作成なども合わせて実践されていることは、今後の新たな活用例として大いに参考になると思います。さらに、最終処分場跡地の今後の利用方針として、「災害時における廃棄物仮置場として利用」を想定し、その利点や課題を庁内で議論を積み上げていることに感銘を受けました。災害時に迅速に仮置場を開設し、円滑に管理運営するための仕組みづくりのために、行動マニュアルを作成し、順次見直しを図っている点や搬入路の整備工事を計画的に実施している点など、近い将来を見据えた取り組みで、大分市でも議論を始めなければと強く感じました。